ぶち使ってます。
こどもの髪は
ただし、AST(GOT)は肝臓以外の臓器にも存在するため、値の増減が必ずしも肝臓に関係しているとは限らず、AST(GOT)値のみが高値を示す場合は、肝臓以外の病気である可能性もあります。
肝臓に関する情報を得るには、ALT(GPT)も一緒にチェックする必要があります。
ALT......細胞内でつくられる酵素で、主に肝細胞に存在しています。体内でのアミノ酸代謝やエネルギー代謝の過程で重要な働きをします。何らかの異常で肝細胞が破壊されることにより、はじめて血液中に漏れ出します。その数値が高いということは、それだけ肝臓が障害を受けているという状態を反映しています。
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ここ10年くらいの間に化粧品やサプリメントなどの美容分野で一気に市民権を獲得した
『酵素“こうそ”』
という物質があります。
「酵素を食べると健康に良い」
「ダイエット効果がある!」
とか
「酵素コスメでお肌ツルツル!」
「ターンオーバーを正常化」
などなど
【酵素】という物質を調べると食品分野でも化粧品分野でもとても良い内容が沢山目につきます。
調べれば調べるほどに是非美容と健康のためには摂り入れたくなってくる成分ですね!
しかし多分一般的には「酵素(こうそ)」という言葉はなんとなく知っていても
【酵素という物質が一体何ものなのか?】
をちゃんと理解している人ってそんなに多くないのではないかと思われます。
よく化粧品で酵素化粧品とかありますが、
「酵素が一体何なのかはよく分からないけどとりあえず良さそうだから使っている…」
という人、少なくないはず…。
これをちゃんと理解してないと、
実は思わぬ肌トラブルや健康トラブルもありえる
という話を知っていても損は無いと思います。
というわけで今日は「酵素“こうそ”」という物質について、
本当に健康や美肌に良いものなのか化学的に解説していきます!
◎酵素(こうそ)の基本的な定義と効果について
【酵素】という成分が一体どういう物質なのか簡単に説明していきます。
まず最初に確認ですが、
【酵素(こうそ)】 と 【酸素(さんそ)】 を間違える人が結構いますね(^^;)
当たり前ですが全く別物なのでお間違えの無いように!
今日のテーマは【酵素(こうそ)】です!!
ちなみに「酸素(さんそ)」は気体もしく元素のことで、分子量32のとっても小さいサイズの物質ですね。
対して「酵素(こうそ)」はタンパク質の一種で、
分子量が1万〜100万ほどもある非常に巨大な物質です。
ただ化粧品とかサプリに入っていると普通は目に見えるサイズではありません。
タンパク質の一種なので、コラーゲンとか白血球や赤血球などなどのようなものと似てますね。
これらも目には見えないけど化学的な物質の大きさとしては非常に大きな部類に入ります。
それで、酵素の1番単純な定義は
『特定の対象物質を“分解”する作用を持つタンパク質の一種』
です。
なので僕が「酵素」と聞くと、「あ〜、分解するやつね」とさっと連想します。
イメージとしては【分解するやつ】という感じで良いと思います。
※ちなみに中には分解ではなく「合成」する酵素もありますが、基本的には酵素というのは分解酵素が一般的です。
ちなみにかずのすけの勝手なイメージでは酵素=『お侍さん』です(笑)
ズバッと相手を切ってしまう・・・というイメージがあるので、
なんとなくお侍さんなんですよね〜〜。。
(これはホントに僕の勝手なイメージなのであんまり深く考えないでください。笑)
ただ注意があるのが
酵素は出会った相手誰でも彼でも切り捨てるわけではない、ということ。
つまり辻斬り魔ではないということです!!
◎酵素は「切る対象」を選ぶことが出来る!
酵素は常に相手を選びます。
赤いお侍さんが切りたいのは赤いもの限定!。
みたいに決まっているんですね。
こちらは体内の代表的な分解酵素の表です。
酵素名が酵素くん(お侍さん)で「反応物」が切りたい相手です。
「生成物」は切ったあとに生成される物質ですね。
(酵素の名前は反応対象物の名前の語尾に「アーゼ」を付けるのが一般的です。)
例えば『エタノールデヒドロゲナーゼ』という酵素は
エタノールを分解(酸化)してアセトアルデヒドを作ります。
これはお酒を飲んだときのエタノール(アルコール)の分解に寄与している酵素ですね。
エタノールデヒドロゲナーゼは基本的にエタノールにしか反応しないので、
他の成分が来ても素通りなのです。
糖類を分解する酵素(アミラーゼなど)、
油脂を分解する酵素(リパーゼ)、
タンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)などなど
『酵素』と一言で言っても膨大な種類があります。
ここに載っているのはあくまでごくごく一握りだけです。
これはつまり生体内で起こる様々な反応を様々な酵素が司っていて、
この成分が入ってきたらこの酵素が働いて分解する、別の成分には別の酵素が反応する・・・
という風にそれぞれの酵素がそれぞれの役務を担っているというわけです。
ちなみにここで非常に面白いのが、
酵素は上記で説明したように「相手を選んで反応を起こす」ことができます。
タンパク質とは言えただの化学物質なのに相手を選別するなんて
まるで意思を持っているようだとよく言われています。
まさに生命の神秘!!
と言ってしまえばそれまでなのですが…。笑
これは一体どういうメカニズムなのか?というと、
このときの酵素反応を生化学一般に『鍵と鍵穴の関係』に例えられます。
◎酵素反応における「鍵と鍵穴の関係」
鍵はある特定の形をしていて、
同じ鍵穴を開けられるのはその特定の形をしている鍵だけですね。
別の形をした鍵と鍵穴は合致せず、解錠することはできません。
酵素も同じように、
複雑なタンパク質の構造の中に特定の構造を持っており
その構造にうまく合致する特定の成分だけがその酵素と反応できるようにできています。
Enzyme(エンザイム)=酵素のこと
これは「ペプシン」というタンパク質分解酵素の構造模型ですが、
アミノ酸が無数に連なってこういう巨大なグニャグニャの酵素を作っています。
この一部の構造に別の特定構造に合致する部分があり、
そこにうまくハマる物質は酵素と反応を起こして分解される・・・ということです。
◎酵素はどのように利用されているのか
ちなみにペプシンの仲間の『タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)』こそ、
酵素化粧品に主に用いられている成分その人です。
酵素化粧品にはタンパク質分解酵素が配合されており、
皮膚表面の角質はタンパク質の固まりなので
これによって角質を分解してターンオーバーを促進したり、
老廃角質を除去する作用を持たせることができます。
主には洗顔料などの洗浄剤類や角質ケア用のアイテムに配合されています。
ちなみに化粧品の場合はパパイヤの果実に含まれている
『パパイン』という成分が有名ですね。
パパインは代表的なタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)です。
また食品の『ハチミツ』には類似のタンパク質分解酵素が多く含まれていることも有名です。
食用ハチミツを使った角質ケア法などが度々話題を集めますが、
これはハチミツに含まれる酵素が角質を分解する働きを持つためです。
また食品のサプリメントにもこういう酵素が入っているため、
一般には「食物の分解を促進するため腸内環境がよくなったりダイエット効果がある」と言われているわけです。
さらにこれだけでなく『衣類用洗剤』にも酵素が頻繁に利用されています。
衣類に付着した角質やタンパク質系の汚れなどを早く除去するために
同じくタンパク質分解酵素を加えている衣類洗剤が最近では主流になっています。
恐らく皆さんのご家庭の洗剤の裏面の成分を見ると「酵素」と書いてあると思います。
◎本当に良いことばかり? 『酵素』の弱点について
というわけでここまでは『酵素』の基本的な定義や効果に加えて
その利用例について説明してきました。
やや生化学チックなちょっと難しい内容も入ってきましたが、
ここまで聞けば今までよく分からず利用していた「酵素」の特性をよりクリアにイメージ出来るようになったのではないでしょうか。
また酵素の素晴らしさとその応用用途の広さも知って頂けたと思います(^^)
しかし、
『酵素』という物質は世に言われるような良い面ばかりの成分というわけではなく、
実はかなり重大な弱点やデメリットも抱えている成分なのです。
長くなりましたので本項はここまでといたしますが、
次回は『酵素』の持つリスクと弱点についてまとめていきます。
美容を考える上では非常に大切な話になりますので
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